物理的領域の因果的閉包性

作画と崩壊について

まずは作画について。基本的に作画は手描きのキャラクター部分を指す言葉なので阿波連さんで言うとモブの生徒がほぼ3DCG。でも右上の画像は紙を受け取ろうとしている女の子と前にいる生徒が作画で、その他はCG。2人以外の部分は作画とは言わない。1話の仰向けに寝ている阿波連さんの右手が左手になるところはミスですが、手描きとCGの違いを理解せず作画と言う人が多い。古見さんの表情は通常とキョトン顔の大きく2種類に分かれる...

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映画 スリー・ビルボード (2017)

日本では2018年に公開されたアメリカ映画。あえて語るまでもないような映画好きなら誰でも知ってる名作。あらすじはググってね。レイプされて殺された娘の母親が長い物に巻かれず抵抗するお話。差別意識が核になってる物語ですが、好きなのはそこじゃなくて、ニルヴァーナ:In Uteroとザ・クラッシュ:ジョー・ストラマーのポスターが娘の部屋にあって、Rape Meが収録されたアルバムとか、パンク好きを象徴する描写などと言われてい...

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お色気アニメがロングシリーズになる理由

AT-Xで1話が放送された真・一騎当千、2003年の1期から数えると8期になるそうで、5期以降はOVA中心ですが、今年で19年目。2期:Dragon DestinyのED原画がうるし原さんで、3期:Great GuardiansのEDコンテ・演出・作監・原画が梅津さんだったりする。なぜおっぱいとパンツを全面に押し出した作品が8期まで続くのか、2013年に放送されたストライク・ザ・ブラッドもそうですが、日本ではほとんど話題にならないお色気アニメの需要が中華...

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食卓と家族の描き方について

家族みんなで食卓を囲むシーンは数あるエピソードの中でもキャラクターの心情が出やすい場面だと思っていて、印象に残っている場面としては2016年冬に放送された「僕だけがいない街」の第8話で雛月加代が涙するシーン。前日に友達4人と食べたカレーのときは普通だったのに、藤沼悟の母:佐知子と風呂に入り眠ったあとの朝食で、湯気の立つあたたかい料理を眺めながら、自分の家庭にはなかった家族のあたたかみを感じて泣き出してし...

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アニメ作品における優劣の描き方

Twitterで点数評価の曖昧さについてウダウダ語ってしまいましたが、数字による優劣、努力と実力など、どこを基準に線引きするかは難しい問題でもあるので、点数評価そのものを否定するつもりはありません。『とある科学の超電磁砲』を含め とあるシリーズ に共通するテーマとして演算による能力の有無や優劣の曖昧さがある。能力者と無能力者、レベル5と呼ばれる超能力者内のランク付け、能力が高ければ高いほど人格破綻を引き起こ...

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