2011/11/15
たまゆら~hitotose~ 第7話 「竹灯りの約束、なので」

願かけ灯籠のシーンを見て思ったのが 「灯籠流しと似てるな」 ってこと。灯籠流しといえば? そうです、思い出した方も多いんじゃないでしょうか。
「アニメノチカラ」 第1弾作品である 『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』。その第7話 『蝉時雨・精霊流シ』 に 「フィーエスタ・デュ・ルミエール」 という行事があります。
夏一定期間死者の魂が現世に還ってきているという民間信仰に基づき、その魂を送り返す目印として川に灯籠を流す行事。いわゆるお盆ですね。
願かけ灯籠だけでなく竹灯りそのものも人の魂や願い・強い想いの象徴だとすれば、死者の魂や消えそうな想いを慰めるためだとも考えられます。
『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』 第7話では、たくさんの灯籠が流れる川を背景にフィリシア・ハイデマンがカナタを抱きしめながら語りかける場面があるんですね。
「あなたはいつでも伝えようとする。想いを言葉にすることを恐れない。それってすごいことだと思うわ。」 カナタが言葉ならぽっては写真なんですね。
流れ星に願い事をするのもどこか似ています。瞬間的に消え行く運命にある星を、魂や憧憬(あこがれの気持ち)に置き換えているんだと思います。
人々の想いに支えられて行われる竹灯り。ライトアップした光に映し出される願い。魂が還ってくるように願いや想いもいつか還ってくるんでしょうね。
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