2012/02/18
戦姫絶唱シンフォギア 第7話 「撃ちてし止まぬ運命のもとに」
益者三友 【えきしゃさんゆう】
『益者三友』とは、交際して有益な三種類の友人のこと。
益者は為になる友人の意味。三友は、「直」=正直な友、「諒」=誠実な友、「多聞」=博学な友 を指す。
響に真っ直ぐな誠実さはあったけれども未来に対しては正直になれなかった。誠実と正直は違うんですね。
翼は頭が良くて博学。使命や役割に関しては誠実だけれども自分や周りの人になかなか正直になれない。
クリスも翼と似ています。奏に対する想い、フィーネに対する想い。特定の人物には誠実で正直でいられる。
だって私たち、同じ人間だよ!
徐々に聖遺物との融合を果たす響。人ならざる力を持ち使用するということは、少しずつ人でなくなること。
人とのつながりを大切にし、誰よりも人の温もりを感じていたいと願う響が、人を助けたいと願う気持ちが、
聖遺物という未知の遺跡によって人であることを拒み、否定せずにはいられない運命に巻き込まれつつある。
翼は戻ることのない奏の影を追いつつ、なぜ戦い何を目標にして戦い続けなければいけないのかという葛藤。
その虚しさが翼を人ならざるものへと導いている。しかしクリスも同じく、心は蝕まれても身体はまだ人のまま。

人ならざるもの。神ならざるもの。
人ではないと自覚した者がまだ人であり、人であり続けようとする者が人ではなくなっていく。その対比が秀逸。
運命の鍵を握っているのは了子とフィーネで間違いないだろうが、惑わされている少女たちがなんとも痛ましい。
神ならざるものが人なのか?人ならざるものが神なのか?それを本当の意味で知る者は、響だけになるだろう。
だとすると翼とクリスは何を求めてどこへ向かうのだろうか。ともあれクリス激萌えで困るわ。助けて、神様ぁっ!
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