2011/07/29
うさぎドロップ 第4話 「てがみ」

『さんびきのくま』 はイギリスの有名な童話で、ゴルディロックスという小さな女の子が3匹のクマに出くわす話です。
女の子はクマの家でお粥を見つけて食べ、椅子に腰掛け、そしてベッドで寝ているときに、戻ってきたクマに見つかって逃げ出す。
「熱い」 「冷たい」 「ちょうどいい」 3つのお粥、「大きい」 「もっと大きい」 「ちょうどいい」 3つの椅子、「固い」 「柔らかい」 「ちょうどいい」 3つのベッド。
女の子がそれぞれ 「ちょうどいい」 を選ぶところから、景気が過熱しておらず、不況でもない、程良い加減の経済を 『ゴルディロックス経済』 と呼ぶそうです。
りんの母親に 「お手伝いさん」 という立場があるように、りんにも 「保育園児」 「小学生」 「大吉の育ての子」 「大吉の祖父の子」 という立場がありますよね?
もし母親と暮らしていたなら 「窮屈」 だし、別の育ての親なら 「もっと窮屈」 だろうと思います。母親がいなくてもそこそこ明るいのは、大吉といるからでしょうね。
りんにとって大吉と一緒に暮らすことは世間的に 「ちょうどいい」 のかも。様々な立場の顔を見せるりんを見てると、いろんな飴が入ったドロップスみたいですね。
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