物理的領域の因果的閉包性

花咲くいろは 第20話 「愛・香林祭」



hi20-1.jpg


勝手が違う 【かってがちがう】
自分の慣れたやり方や経験したこととようすやぐあいが違っていてとまどうこと。


ホットプレートでオムライスを作ること。意見や考え方が違う人たちと仲良くすること。どちらも民子には経験がなくて戸惑っていたんでしょうね。
料理と人間関係って似てるんだと思います。自分だけの考え方や経験だけでは通用しないところとか、他人のやり方を見て学んだりするところ。
民子にとってオムライスを完成させることは、良い人間関係を築くことと同じ。上手く言葉は交わせないけど、料理で説得させているあたりが憎い。


自分の進む道を、すぐに見つけられる子もいれば
もっと高いところに登って、はじめて道が見えてくる子だっているさ。



この女将のセリフは民子と緒花を比べたものだと思われますが、考え方によっては誰にでも当てはまるような気がします。
クラスの女子との関係が上手くいかなかった民子。自分のクラスより民子が心配だった菜子。接客のことより民子が心配だった緒花。
文化祭に関して言うと、それぞれの進む道を見定めることが出来ずに戸惑っていた。でもみんなの助けがあったおかげで高いところまで登れた。
それぞれが回り道や間違った道で迷いながら高みに登り、同じ道を眺めた。そうして得られた一体感。そう考えることも出来るような気がしました。

お手伝いの仲居さんの優秀さが光っていましたが、長年の経験だけでは得られないもの。それは同僚やお客様からの信頼だと思います。
仕事が出来るようになることよりも、お客様からの信頼を得るのは難しい。緒花や菜子が短期間で信頼を得てるということは努力している証拠です。
迷い、戸惑い、道を踏み外しながらも、みんなが刺激し合いながら成長していってほしいですね。それが出来るのも若いうちだけなんですから(遠い目

関連記事
コメント : 0
トラックバック : 0

コメント