物理的領域の因果的閉包性

花咲くいろは 第24話 「自己防衛本能 - an instinct to protect oneself -」



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しがらみ 【柵】
・ 水流をせき止めるために、川の中にくいを打ち並べて、それに木の枝や竹などを横に結びつけたもの。
・ 引き留め、まとわりつくもの。じゃまをするもの。


女将は皐月や縁をこれ以上犠牲にしないために喜翆荘を閉めると言っていましたが
本当は女将本人が喜べない旅館になってしまったからではないでしょうか。もちろんその原因を作り出したのは女将自身です。
だから 『自責の念』 という 「しがらみ」 を自分自身に課した形にしたかっただけのような気がしました。つらい決断だったでしょうね。

「しがらみ」 は、物事を塞き止めるもの、引き止めるもの、まつわりつくものなど、外的要因から縛られることを言いますが
本来は、自分で塞き止めようとして作るものの事を言うそうです。つまり言い方を変えれば自己防衛本能が働いたと言えるわけです。

女将が自責の念に駆られるのと同時に、女将を塞ぎ止めようとする喜翆荘従業員の 「しがらみ」 が発生したところが面白いですね。
ラストシーン。喜翆荘から離れる女将を 「自分たちが喜翆荘を守ってやるんだ」 とばかりに見つめる従業員たちの姿が印象的でした。
新たな喜翆荘を見いだすきっかけとなるのか?ぼんぼる方向性が一致し団結力が 「花咲く」 のか?もう孝ちゃんはどうでもいいですw

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