物理的領域の因果的閉包性

異国迷路のクロワーゼ 第12話 「小さな存在 - petits présence -」



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見た目の大きさ と 心にある大きさ の違いが上手く表現されてましたね。
ヤニックさんの心にある黒猫。クロードの心にある父親と湯音。ギャルリの人々の心にある湯音。
それぞれ見た目に反して、月日が経つごとに、徐々にゆっくり大きくなっていくものなんでしょうね。

それはクローデル家の湯音、ギャルリ・ド・ロアの湯音、パリに住む湯音としての存在も大きくなっている。
地球にとって人間の存在は、わずかなものでしかありませんが、大切に思う人の心には偉大な存在ですよね。
何も出来ない、何もしてあげられないのではなくて、そこにいることに価値がある。湯音がもらった絵本もそうです。

『ABEILLES』 とは 「ミツバチ」 のことですが、小さな子供の小さなお話に元気を運んでもらったんですよね。
ジャンの心にあるクロード、そして汐音の心にある湯音の存在は、絵本の中のように小さいままなんでしょうか。
たぶんどこかで、鈴を付けた黒猫と一緒に、見た目も心の中も大きな存在となった2人を見つめていることでしょう。

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