2011/10/14
UN-GO 第1話 「永劫回帰 - ewig wiederkehren -」

『永劫回帰』 とは、経験が一回限り繰り返されるという世界観ではなく、超人的な意思によってある瞬間とまったく同じ瞬間を次々に永劫的に繰り返すこと。
加納信実が永遠に英雄であってほしいと願う加納敦子。良い思い出だった過去を切り取り、それが永劫的に繰り返されればいいと思っていたんでしょうね。
アニメを観続けることも、ある特定のキャラを好きになることも、ある意味 『永劫回帰』 を望んでいるからなんですね。良い作品やキャラに出会った思い出。
その感動や衝動を繰り返し味わいたいから新作を求めて、嫁を求め続けるんだと思います。偶像化、つまり崇拝・信仰の対象を欲する心理と同じなんです。
「明るい場所と暗い場所は共存しなければならないの。すべてを明るい光で照らしてしまうと、必ずその反動で暗い場所が明るい場所を攻撃するのよ。」
『輪るピングドラム』 第13話の夏芽真砂子のセリフを思い出しました。結城新十郎は 「堕落が救い」 みたいなことを言ってましたね。堕(落)ちる人と涙。
嬉しくても悲しくても落ちる涙。それと同じように、良い時も悪い時も関係なく落ち込むんですよね、人間も。夢は消えるから見続けられる。そう思いました。
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